解析技術詳細

流体解析

圧力損失評価

圧力開放弁

高流量時の気体の圧縮性を考慮した P-Q特性を評価。
圧力開放時に製品へ負荷される荷重を取得し強度評価も実施している。

実機検証:通気抵抗試験機

最大20N㎥/minの空気を高精度で流す事ができる試験機で、大流量通気時の圧力損失の測定が可能。
JIS D 1612の(1)通気抵抗試験(2)清浄効率試験(3)ダスト保持量試験に準拠した試験が可能。

熱流体解析による対流評価

保温機能付きカップホルダー

空気の対流を含めた熱流体解析により保温効果の評価が可能。

気液分離性能評価

オイルセパレーター

オイルミストを粒子として計算し、捕集効率の良い形状の検討が可能。

実機検証:オイルセパレーター評価装置

オイルミスト発生機能と、発生したミストの粒子径と個数を計測する機能を持つ装置。オイルセパレーターの前後で、それらを計測し比較することで、捕集効率を求めることが可能。

樹脂流動解析

充填・反り変形評価

シートバックテーブル

ゲート位置の選定により、充填性や反り変形を考慮した、肉厚やリブ配置、ゲート位置や成形条件を金型製作前に事前に評価が可能。

実機検証:DSC

樹脂の熱特性を測定して入力することで、樹脂流動解析を高精度化。

実機検証:キャピラリーレオメーター

樹脂の温度、速度に応じた粘度を測定して入力することで樹脂流動解析を高精度化。

構造解析

軽量化への取り組み

フロントレーダーブラケット

設計可能領域から位相最適化手法を用いて、Radar保持に必要な箇所を評価。
強度・振動・衝撃・樹脂流動解析を用いて、要求スペックを満足した形状に玉成。

実機検証:高速材料試験機

衝撃解析で必要なひずみ速度に依存した物性を取得。

透過損失評価NEW

サイレンサー

振動・音響解析にて音響透過損失を事前に評価して形状を改良。
要求周波数帯の透過損失を向上させることで、車室内の静粛性に寄与。

実機検証:無響室・残響室

無響室・残響室にて製品の音響透過損失を計測。
CAEと実測の妥当性確認を行うことで、開発・設計品質向上に寄与。

特殊設備

実機検証:6軸シミュレーター

車の走行状態を模擬的に再現することが可能な6軸シミュレーター試験装置。用途に合わせて様々な揺動条件での評価が可能。